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「引っ越し先がサービスエリア外だと言われ、違約金を20,000円近く請求された」
「引っ越し業者にサーバーを運んでもらったら冷水が出なくなった」
ウォーターサーバー利用中に引っ越しをした人から届くトラブル報告の多くは、「引っ越し前に確認しておけば防げた」ものばかりです。
仕事の都合・家賃の見直し・転勤・結婚・個人事業主や現場系フリーランスの方は特に、引っ越しのタイミングが予告なく訪れることがあります。
この記事では、ウォーターサーバー利用中に引っ越しが発生した場合の手続き・対処法・よくある失敗パターンを解説します。
なお、引っ越し時のトラブルは、ウォーターサーバーで後悔しやすいポイントのひとつです。
ほかにも「月額料金が思ったより高い」「解約金が高い」「ボトル交換が面倒」「置き場所に困る」など、契約後に気づきやすい落とし穴があります。
契約前に全体の失敗パターンを確認したい方は、以下の記事も参考にしてください。
ウォーターサーバーで後悔した理由10選|失敗しないための選び方を解説

編集チームでは、ウォーターサーバーの引っ越しで重要なのは、住所変更だけでなく、「契約」「水の配送」「サーバー本体の移送」を分けて確認することだと考えています。
引っ越し先がサービスエリア内でも、現在の契約をそのまま継続できるとは限りません。移設費用、サーバーの運搬方法、ボトル配送の停止時期、再設置後の利用手順はメーカーや機種によって異なります。
自己判断でサーバーを運んだり水抜きをしたりせず、まず新住所と引っ越し日をメーカーへ伝え、必要な手続きを確認しましょう。
ウォーターサーバー利用中に引っ越しが決まったら、取れる行動は基本的に以下の3つです。
どの選択肢が最もコストを抑えられるかは、「引っ越し先がサービスエリア内かどうか」「残りの縛り期間がどれくらいか」「メーカーの引っ越し特例条件があるかどうか」の3点で決まります。
この3点を確認せずに動くと、不要なコストが発生します。
引っ越しが決まったら、すぐに解約するのではなく、継続・解約・休止の3通りで総額を比べましょう。残りの契約期間や移設費用によって、最も安い選択肢は変わります。
引っ越し先がサービスエリア内で、移設費用も許容できる
→ 現在のメーカーを継続する
エリア内だが、移設費用や月額料金に不満がある
→ 継続した場合と乗り換えた場合の総額を比較する
エリア外で、違約金が免除または少額になる
→ 解約して新居で別サービスを検討する
エリア外で高額な違約金が発生する
→ 違約金、契約満了までの月額料金、休止費用を比較する
休止制度を利用しても、休止手数料やレンタル料が発生する場合があります。単に解約を先延ばしにするだけにならないか、総額で判断しましょう。
判断に迷った場合は、まず新住所で利用できるかを確認し、次に移設費用と解約費用を比べましょう。使い続けたい気持ちより、実際の費用と新居の設置条件を優先することが大切です。
メーカーへ連絡する前に、次の情報を整理しておきましょう。
そのうえで、メーカーへ次の点を確認します。
住所変更だけで終わらせず、水の配送とサーバー本体の扱いを別々に確認することが大切です。
引っ越し日だけを伝えても、必要な手続きがすべて案内されるとは限りません。契約・配送・本体移送を分けて質問し、回答はメールやチャットで残しておきましょう。
引っ越し先が同じメーカーのサービスエリア内であれば、移設手続きをすることで契約を継続したまま引っ越し先でも使い続けられます。違約金は発生しません。
一般的な移設手続きの流れは以下の通りです。
サービスエリア内でも、移設が無料とは限りません。回収費・再設置費・追加送料・機種交換の有無まで確認し、継続した場合の総額を把握しましょう。
ウォーターサーバーは傾けると内部の冷媒が流れ出て、冷水機能が永久に使えなくなる可能性があります。引っ越し業者がトラックに積み込む際に横倒しにした場合や、搬送中の振動・傾きでこの状態が発生することがあります。
「通常使用での故障」とはみなされないため、修理費・交換費用が自己負担になるリスクがあります。メーカーによっては弁償を求められるケースも存在します。
サーバー本体は自分で運ばず、必ずメーカーの引っ越しサービスを利用しましょう。多くのメーカーは回収・再設置サービスを提供しています(有料・無料はメーカーによる)。
運搬できるかどうかは、機種やメーカーの指定によって異なります。一般的な家電と同じ感覚で依頼せず、運搬方向・水抜き・再通電までメーカーの手順に従いましょう。
住所変更だけでなく、ボトルの次回配送日も調整しましょう。
引っ越し直前に水が届くと、重いボトルを新居まで運ぶ荷物が増えます。一方、配送を早く止めすぎると、旧居で使う水が足りなくなる可能性があります。
メーカーへ次の点を確認してください。
引っ越し日から逆算して、旧居の在庫をできるだけ使い切れるように調整すると、運搬の負担を減らせます。
配送調整は、引っ越し直前になってからでは間に合わない場合があります。旧居で使い切れる本数を計算し、最終配送日と新居への初回配送日を早めに決めましょう。
浄水型ウォーターサーバーも、タイプによって引っ越し手続きが異なります。
水道直結型の場合は、旧居での取り外し工事と、新居での再設置工事が必要になることがあります。新居の水栓や配管の形状によっては、同じ機種を設置できない可能性もあります。
補充型の場合は設置工事が不要な機種が多いものの、運搬前の排水やタンク清掃が必要です。
浄水型を利用している場合は、次の点を確認しましょう。
水道直結型は、配送エリアの問題が少ない一方で、工事と新居の設備条件に注意が必要です。
浄水型はボトル配送の変更が不要でも、排水・取り外し・再工事が必要になる場合があります。特に水道直結型は、新居へ同じ条件で設置できるかを先に確認しましょう。
引っ越し先がサービスエリア外になった場合が、最もトラブルが発生しやすいパターンです。対応はメーカーによって大きく3つに分かれます。
| メーカーの対応パターン | 内容 | 互助会の評価 |
|---|---|---|
| やむを得ない事由として違約金免除 | エリア外への引っ越しを「特別解約事由」として扱い、違約金なしで解約できる | 利用者に優しい対応。契約前に確認したいポイント |
| 違約金を減額・一部免除 | 通常の違約金より低い金額に設定されている、または交渉によって減額される | 交渉次第で結果が変わる。証明書類(転居証明等)の提出が必要なケースが多い |
| 通常の違約金を全額請求 | エリア外引っ越しでも通常の解約扱いとなり、縛り期間内の場合は違約金が発生する | 利用者にとって最も不利な対応。転居リスクが高い方は契約前に要確認 |
互助会コメント:
引っ越しの可能性がある方は、契約前に「エリア外になった場合の解約条件」を必ず書面で確認してください。「やむを得ない事由として免除される」という回答を口頭でもらっても、実際の請求時に「適用外」と言われるトラブルがあります。書面・メール・チャット履歴として残る形で確認することが重要です。
また、海外赴任や転勤による引っ越し・サービス提供エリア外への引っ越しなどの場合、証明書類(引っ越し証明書など)を提出することで解約金が免除されることがありますが、企業によって対応は違うため、必ず免除されるわけではありません。
カスタマーサポートに状況を説明し、誠意をもって交渉することが大切です。
カスタマーサポートへ連絡する際は、次のように具体的に確認しましょう。
「免除されますか」とだけ聞くのではなく、条件・必要書類・期限・最終的な総額まで確認することが重要です。
エリア外と分かったら、違約金の有無だけでなく、免除申請の期限と必要書類を確認しましょう。転居後では申請できない場合もあるため、解約前に条件を確定させることが重要です。
違約金が発生するからといって、必ず契約を続けた方が得とは限りません。
次の2つを比較しましょう。
今すぐ解約する場合
違約金+返却費用+撤去費用+最終月料金
契約満了まで継続・休止する場合
残りの月数×月額料金+休止手数料+将来の返却費用
例えば、違約金が20,000円でも、契約満了まで毎月5,000円を10か月支払うなら、継続費用は50,000円になります。
サービスを利用できる価値も考慮する必要がありますが、違約金の金額だけを見て判断せず、今後支払う総額を比較しましょう。
違約金が高く見えても、使えないサービスへ月額料金を払い続ける方が高くなる場合があります。解約時の総額と、満了まで維持した場合の総額を数字で比べましょう。
解約・移設どちらの場合でも、サーバー本体の取り扱いには注意が必要です。特に解約の場合は返却手続きが発生します。
ボトルを空にしても、サーバー内部のタンクには1L以上の水が残っています。返却前に必ず「水抜き作業」を行ってください。手順はメーカーによって異なりますが、一般的な流れは以下の通りです。
水抜きを行わずに返却すると、輸送中に水漏れが発生してメーカーから追加費用を請求されるケースがあります。面倒でも必ず行ってください。
水抜き方法は、機種によって排水口や放置時間が異なります。説明書を確認せずに栓を開けると、熱湯によるやけどや床への水漏れにつながるため注意してください。
ウォーターサーバーの水抜き手順|注意点や余った水の活用方法も紹介|ウォーターサーバー・宅配水ならアクアクララ
多くのメーカーは解約受付後、指定の期限内にサーバーを返却するよう求めています。返却期限を過ぎると追加の保管料・延滞料が発生するメーカーがあります。
引っ越しのバタバタで後回しにしがちですが、解約手続きと同時に返却スケジュールを確定させておくことが重要です。
引っ越し中は返却を後回しにしやすいため、解約連絡と同時に集荷日まで決めておきましょう。期限を過ぎた場合の追加料金も、事前に確認しておくと安心です。
返却後に、「付属品が足りない」「本体が破損していた」「サーバーが届いていない」といった認識の違いが起きる可能性があります。
返却前には、次の記録を残しておきましょう。
配送伝票と追跡番号は、メーカーから返却完了の連絡が届くまで保管してください。
返却時の記録は、トラブルが起きたときに自分を守る材料になります。本体だけでなく、付属品・梱包状態・配送伝票まで一続きで残しておきましょう。
返却時の送料がメーカー負担か自己負担かはメーカーによって異なります。標準的な解約金は15,000円前後ですが 、これに加えて返却送料(1,000〜3,000円程度)が自己負担になるケースがあります。
「解約金だけ」と思っていたら返却送料も別途かかった、というケースがあるため、解約時の「総出費」を事前に確認しておきましょう。
返却送料が自己負担の場合、距離や荷物の大きさによって想定より高くなる可能性があります。違約金と分けず、返却完了までに必要な総額として確認しましょう。
「今のメーカーをやめて、引っ越し先で新しいメーカーに乗り換えたい」という場合の、損を最小化する手順を整理します。
乗り換えでは、現在の解約より先に新しいキャンペーン条件を確認しましょう。申し込みと解約の順番を間違えるだけで、キャッシュバックの対象外になる場合があります。
乗り換え先を比較したい方は、以下の記事でおすすめのウォーターサーバーをまとめています。

乗り換えキャンペーンで現在の違約金を補填できても、新しい契約には別の最低利用期間や解約金が設定されている可能性があります。
申し込み前に、次の項目を確認しましょう。
目先の違約金をなくすために乗り換えた結果、新たな長期契約に縛られないよう注意してください。
現在の違約金が補填されても、新しい契約で高い月額や長期縛りを抱えれば、問題を先送りするだけです。引っ越し後の生活で数年間使えるかを基準に選びましょう。
引っ越しの可能性がある方が最初から意識すべき選び方のポイントを整理します。
引っ越しリスクは「契約前」にしか防げない
引っ越しによるウォーターサーバーのトラブルは、発生してから対処しようとすると選択肢が限られます。違約金免除の交渉は可能ですが、必ず通るわけではありません。
防ぐのは簡単で、契約前に『エリア外引っ越し時の条件』と『縛り期間の長さ』を確認するだけです。仕事の都合で転居が発生しやすい方には、浄水型か縛りなしプランを最初から選ぶことを推奨します。
コストより自由度を優先する選択が、長期的に見て損失を最小化します。
引っ越し後に条件の不利さへ気づいても、契約内容を変えるのは簡単ではありません。転居予定がなくても、エリア外時の扱いと移設費用は契約前に確認しておきましょう。
引っ越し日だけでなく、旧居での最終利用日と新居での利用開始日まで決めておくと、手続きの漏れを防ぎやすくなります。
確認できていない項目がある場合は、自己判断で梱包や解約を進めない方が安全です。特に運搬方法・水抜き・返却期限・違約金はメーカーの回答を残しておきましょう。
互助会の結論:
ウォーターサーバーの引っ越しでは、住所変更だけでなく、配送・運搬・水抜き・再設置・契約条件を分けて確認する必要があります。特に、サーバー本体を自己判断で運ぶことや、エリア外でも違約金が免除されると思い込むことは避けましょう。
引っ越しが決まったら、まずメーカーへ新住所と日程を伝え、必要な費用と手順をメールなどの記録が残る方法で確認してください。
引っ越し前の一度の確認が、故障・追加料金・解約トラブルを防ぐ最も確実な方法です。
メーカーによって対応が異なります。エリア外への引っ越しを「やむを得ない事由」として違約金を免除するメーカーがある一方、通常の解約と同じ扱いで違約金を請求するメーカーもあります。免除される場合でも、転居証明書などの書類提出が必要なことがほとんどです。引っ越しの可能性がある方は、契約前に「エリア外引っ越し時の解約条件」をメールや書面で確認しておくことを強く推奨します。
推奨しません。ウォーターサーバーは35度以上傾けると内部の冷媒が流れ出て、冷水機能が永久に使えなくなる可能性があります。引っ越し業者による搬送中の傾きや横倒しでこの状態が発生した場合、通常使用の故障とはみなされず修理・交換費用が自己負担になるリスクがあります。サーバー本体の移送は必ずメーカーの引っ越しサービスを利用してください。
縛りなしプランまたは1年以内の短縛りプランがあるメーカー、または全国47都道府県対応のメーカーを選んでください。特に引っ越しリスクが高い方には、水道直結型の浄水型ウォーターサーバーが最もリスクを抑えられる選択肢です。水道さえあれば全国どこでも使えるため、ボトル配送エリアの制約がなく、引っ越し後も手続きをほぼせずに継続利用できます。



