浄水型ウォーターサーバーのデメリット7選【天然水との違いも解説】

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「安く使えると聞いて浄水型にしたのに、なんか水道水っぽい味がする」
「フィルター交換のたびに費用がかかる」

浄水型ウォーターサーバーは「水道水をフィルターで浄化して使うタイプ」のこと。
ボトル宅配型(天然水が届くタイプ)とは根本的に仕組みが異なります。

この違いを理解しないまま「安そうだから」と契約してしまうのが、後悔の最大の原因です。

この記事では、浄水型ウォーターサーバーのデメリットを7つ解説したうえで、「それでも浄水型が合う人・合わない人」の判断基準を初東互助会の独自視点でお伝えします。

眞中 秀和
監修者

編集チームでは、浄水型ウォーターサーバーの後悔は、製品そのものの欠点だけでなく、「期待していた使い方」と実際の仕組みが合っていないことで起こると考えています。

浄水型は、天然水を安く飲めるサービスではありません。自宅の水道水をフィルターでろ過し、冷水・温水を手軽に使えるようにするサービスです。

そのため、ボトル交換をなくしたい人や、水をたくさん使う家庭には便利ですが、天然水の味、防災用の備蓄、少量利用を重視する人には合わない可能性があります。

この記事では、浄水型の弱点だけでなく、契約前に確認すべき条件と、どのような家庭ならメリットを活かせるのかまで整理します。

目次

まず知っておくべき「浄水型」と「天然水型」の違い

まず知っておくべき「浄水型」と「天然水型」の違い「浄水型と天然水型、目的別の選び分け」を解説した図解

後悔を防ぐために、最初にこの2種類の違いを知っておきましょう。

  • 浄水型:自宅の水道水をサーバー内のフィルターで浄化して使う。ボトル交換不要。月額定額制が多い。
  • 天然水(宅配型):特定の水源地から汲み上げた天然水がボトルで届く。ミネラルを含む。使った分だけ料金がかかる。
編集チームの実務アドバイス

浄水型と天然水型は、優劣ではなく優先したい条件で選びます。ボトル交換を減らし、日常的に水を多く使うなら浄水型が候補になります。一方で、水の味、備蓄性、非常時の使いやすさを重視するなら宅配型も比べましょう。契約前に「毎日の利便性」と「非常時に欲しい役割」を分けて書き出すと、期待とのずれを防ぎやすくなります。

30秒で確認|浄水型との相性チェック

キッチンで浄水型ウォーターサーバーが家庭に合うか確認している様子

以下に多く当てはまるほど、浄水型ウォーターサーバーと相性が良い可能性があります。

  • 家族で毎日たくさん水を使う
  • 飲み水だけでなく料理にも使いたい
  • 重いボトルの受け取りや交換をなくしたい
  • 天然水特有の味には強くこだわらない
  • 月額定額で管理したい
  • フィルター交換やタンク清掃を続けられる
  • 災害用の飲料水は別に備蓄している

一方、次の項目に当てはまる場合は慎重に検討しましょう。

  • 天然水の味や採水地を重視している
  • 一人暮らしで水の使用量が少ない
  • 停電・断水時の備蓄も兼ねたい
  • タンクへの補充や清掃を面倒に感じる
  • 近いうちに引っ越す可能性がある
  • 契約期間や解約違約金を確認していない

浄水型は「安いかどうか」だけではなく、日々の使用量と手入れを無理なく続けられるかで判断することが大切です。

浄水型ウォーターサーバーのデメリット7選

浄水型ウォーターサーバーのデメリット7選「契約前の7確認、味・手入れ・非常時・費用」を解説した図解
編集チームの実務アドバイス

浄水型を選ぶ前に、味・補充・フィルター管理を一度に確認しましょう。天然水の味を期待するのか、タンクへ水を入れる頻度を許容できるのか、フィルターの交換方法と時期を把握できるのかで満足度は変わります。月額料金が安く見えても、続けにくい作業が残ると負担になるため、機種ごとの仕様を家族の使い方に当てはめて考えることが大切です。

デメリット① 天然水のようなおいしさは期待できない

浄水型の原水は水道水です。フィルターで塩素や不純物を除去しても、天然水が持つ自然由来のミネラルや独特のまろやかさは再現できません。

水のおいしさを左右するのは「ミネラルバランス」です。

天然水ではカルシウムとマグネシウムの比率が自然に整っていますが、浄水型では原水が地域の水道水に依存するため、ミネラルバランスをコントロールできません。
東京の水道水と地方の水道水では、そもそも質が違います。

「普通においしければOK」「浄水器レベルで十分」という人には問題ありません。
しかし、「天然水のまろやかさを毎日飲みたい」という動機で浄水型を選ぶのは、目的と手段が少しズレています。

デメリット② フィルター交換の手間とコストが発生する

浄水型はボトル交換が不要な代わりに、定期的なフィルター交換が必要です。
交換サイクルはメーカーや機種によって異なりますが、6ヶ月に1回が一般的です。

フィルター代が月額に含まれているメーカーもあれば、別途費用が発生するケースもあります。

「ボトルなし=コスト一切なし」と思って契約すると、フィルター費用の請求に驚くことになります。
契約前にフィルター交換の頻度と費用が月額に含まれているかを確認しましょう。

また、フィルターの交換を自分でやる必要がある機種では「ちゃんとろ過できているか不安」という声もあります。
フィルター交換を業者が行う機種かどうかも確認ポイントです。

不安であれば、業者がフィルター交換を行うタイプが良いでしょう。

フィルター交換の頻度や費用が気になる方は、ウォーターサーバーのフィルター交換時期と正しい管理方法も確認しておくと安心です。

フィルターは誰がいつ交換するか

交換費用が月額に含まれるかだけでなく、交換の通知方法、作業する人、交換周期を確認します。自分で行う場合は、手順と交換時に困ったときの窓口も確認しましょう。

デメリット③ 水道直結型は設置工事が必要な場合がある

浄水型には「補充型(タンクに水道水を手動で入れるタイプ)」と「水道直結型(水道管に直接つなぐタイプ)」の2種類があります。

水道直結型は利便性が高い反面、設置に専用工事が必要です。
賃貸住宅の場合は管理会社の許可が必要なケースもあり、退去時には原状回復が求められる可能性もあります。

また、一度設置すると移動のたびに配管工事が必要になるため、引っ越しが多い人には向きません。

補充型と直結型の違いは、浄水型ウォーターサーバーの補充型・直結型の費用と手間も確認すると判断しやすくなります。

直結型を申し込む前の確認

賃貸では管理会社への確認、引っ越し予定がある場合は取り外し・再設置の費用を確認します。工事が難しい場合は、補充型も比較対象に残しましょう。

デメリット④ 断水・停電時に使えない

浄水型ウォーターサーバーは水道水を使う仕組みのため、断水が起きた瞬間に水が出なくなります。
また電源も必要なため、停電時も使用できない機種がほとんどです。

天然水のボトル宅配型であれば、ボトルがある限り停電時も常温水が使え、備蓄水としても機能します。

「災害時の備えも兼ねたい」という目的があるなら、浄水型は完全に不向きです。

日本は地震や台風による断水リスクが常にある国です。
防災の観点から選ぶなら、ボトルが手元に残る宅配型のほうが明らかに有利です。

なお、停電時の使用可否は機種の構造によって異なります。

電気を使わず常温水を出せる機種もありますが、冷却・加熱・ポンプによる給水などの機能は利用できなくなる可能性があります。

そのため、「停電時も使える」という表示がある場合でも、次の点を確認してください。

  • 常温水を出せるか
  • 電動ポンプが停止しても給水できるか
  • 断水前にタンクへ残っていた水を使えるか
  • 停電復旧後に再加熱や再冷却が必要か
  • メーカーが災害時の使用を案内しているか

浄水型を日常用として使う場合でも、災害用の飲料水は別に備蓄しておく方が安心です。

防災目的で検討している方は、浄水型と宅配型の災害時の使いやすさも確認しておきましょう。

非常時の水は別に備える

浄水型を日常用に選ぶ場合でも、飲料水の備蓄は別に考えます。停電時に使えるか、常温水を取り出せるかは機種で異なるため、仕様を確認しましょう。

デメリット⑤ 水の消費量が少ないと割高になる

浄水型は月額定額制が多く、「使い放題」がウリです。
しかし、使用量が月24L未満の場合、ペットボトルや宅配型より割高になるケースがあります。

【試算】月の水の消費量別コスト比較(概算)

  • ペットボトル(2L×12本):約1,200〜1,800円
  • 浄水型ウォーターサーバー(月額定額):約3,000〜4,500円
  • 天然水宅配型(2本/月):約3,500〜5,500円

1人暮らしで外出が多い、水はコップ1〜2杯しか飲まない、という人は浄水型の定額料金を使い切れず割高になります。

「たくさん使う人ほどお得」な仕組みであることを理解したうえで選びましょう。

一人暮らしで契約するか迷う場合は、一人暮らしでウォーターサーバーが向く人・向かない人も参考にしてください。

定額制が得になる使用量の目安

飲み水だけでなく料理、コーヒー、家族人数を含めて一週間の使用量を見積もります。使用量が少ないなら、月額ではなく一リットルあたりの負担で比較しましょう。

デメリット⑥ 補充型はタンクへの水の補充が手間になる

水道直結型ではなく補充型(手動でタンクに水を入れるタイプ)の場合、タンク容量が4L前後のものが多く、こまめな補充が必要です。

天然水のボトルが12Lであることを考えると、補充の頻度は3倍以上になります。

「ボトル交換がなくて楽」と聞いて契約したのに、毎日のように水道水をタンクに注いでいるという状況は、期待とのギャップを生みます。
補充の手間がどのくらいか、タンク容量と家族の使用量を照らし合わせて事前に確認しましょう。

使用量に応じた費用を知りたい場合は、ペットボトルとウォーターサーバーの家族構成別コスト比較も判断材料になります。

デメリット⑦ 不純物を100%除去できるわけではない

メーカーによっては「除去率99.9%」と宣伝していますが、フィルターで不純物を完全に除去できるわけではありません。

また、フィルターの性能は時間の経過とともに低下します。
交換時期を過ぎても使い続けると、ろ過性能が落ちているにもかかわらず「浄水」として飲み続けることになります。

赤ちゃんのミルク作りなど水質に厳しい用途には、天然水やRO水(逆浸透膜で不純物を高度除去した水)のほうが安心感があります。

「安全性を最優先するなら浄水型より天然水型またはRO水型」となります。

赤ちゃんのミルクに使う水を選ぶ際は、赤ちゃんのミルク作りに使うウォーターサーバーの選び方も確認しましょう。

浄水型でも契約期間と解約違約金に注意

浄水型でも契約期間と解約違約金に注意「解約前提の確認、期間・違約金・撤去費用」を解説した図解

浄水型は水の注文ノルマがない機種も多いため、契約の負担が少ないように見えます。

しかし、サーバー本体のレンタル契約には最低利用期間が設けられている場合があり、期間内に解約すると違約金が発生することがあります。

特に確認したいのは、次の項目です。

  • 最低利用期間
  • 期間内解約時の違約金
  • サーバーの撤去・返却費用
  • 水道直結型の取り外し費用
  • 引っ越し時の再設置費用
  • 故障や交換時の自己負担
  • プラン変更時の契約期間の扱い

月額料金が安くても、短期間で解約すると総額が高くなることがあります。

「合わなければすぐやめればいい」と考えず、出口となる解約条件まで確認してから申し込みましょう。

編集チームの実務アドバイス

月額料金を比べるときは、申し込み時の費用だけでなく、やめるときの条件も並べましょう。最低利用期間、違約金、撤去・返却費用、直結型の取り外しや引っ越し時の再設置費用を確認しておくと、生活の変化で機種を替える場面でも慌てにくくなります。確認できない項目は、申し込み前に公式窓口へ問い合わせるのが確実です。

「浄水型」以外の後悔パターンも知っておこう

資料を見ながらウォーターサーバー選びの後悔パターンを確認している様子

今回は「浄水型」にフォーカスしてデメリットをお伝えしましたが、ウォーターサーバー全体で見ると、ボトル宅配型を含めた共通の落とし穴も存在します。

浄水型・宅配型どちらを選ぶにせよ、契約前に失敗しやすいパターンを知っておくと、リスクを抑えやすくなります。

契約後の後悔を防ぐために、ウォーターサーバーで後悔しやすい選び方も事前に確認しておくと安心です。

浄水型ウォーターサーバー契約前チェックリスト

浄水型ウォーターサーバー契約前チェックリスト「申込前チェック、設置・手入れ・費用・非常時」を解説した図解

契約前に、以下の項目を確認しておきましょう。

  • 補充型と水道直結型のどちらか
  • 自宅で設置工事が必要か
  • 賃貸の場合、管理会社の許可が必要か
  • 月額料金にフィルター代が含まれているか
  • フィルターの交換周期と総ろ過水量
  • フィルター交換を自分で行うか
  • 給水タンクを取り外して洗えるか
  • タンクの補充頻度を負担に感じないか
  • 月の水使用量に対して定額料金が割高でないか
  • 最低利用期間と解約違約金
  • 引っ越し時の移設・撤去費用
  • 停電・断水時にどこまで使えるか
  • 天然水の味を期待していないか
  • 災害用の飲料水を別に備蓄しているか
  • 設置場所の幅・奥行き・高さを測ったか

浄水型は、条件が生活に合えば便利で合理的なサービスです。

反対に、料金だけを見て契約すると、補充・清掃・フィルター交換・解約条件で後悔する可能性があります。

浄水型が向いている人・向いていない人

家族で浄水型ウォーターサーバーが生活に合うか話し合っている様子
編集チームの実務アドバイス

浄水型が合うかは、「安いか」だけでは決まりません。家族の水使用量、補充や清掃を続けられるか、味へのこだわり、非常時に必要な水を別に備えるかを順に確認しましょう。日常の負担を減らしたい家庭には便利でも、備蓄や用途別の水質を重視する場合は、宅配型やRO水も含めて比べると選択を誤りにくくなります。申し込み前に家族の優先順位をそろえておくと安心です。

浄水型が向いている人

  • 月の水の消費量が多い(家族4人以上・料理にも使う)
  • ボトル交換が体力・環境的に難しい(腰痛持ち・狭い玄関で受け取りが大変など)
  • コストを月3,000〜4,000円台に抑えたい
  • 水の味にそこまでこだわらない(「浄水器レベルでOK」な人)
  • 引っ越しの予定がない(直結型の場合)

浄水型が向いていない人

  • 「おいしい天然水が飲みたい」が主な動機
  • 赤ちゃんのミルク・離乳食に使いたい(水質の安全性を最優先する用途)
  • 災害時の備蓄水を兼ねたい
  • 1人暮らしで水の消費量が少ない
  • 引っ越しの可能性がある賃貸住まい(直結型の場合)

どの機種を選ぶか迷う場合は、おすすめのウォーターサーバーを比較してみてください。

浄水型ウォーターサーバーに関するよくある質問

浄水型と天然水型、コスト面ではどちらが安いですか?

使用量によって変わります。月24L以上をしっかり消費できる家庭なら浄水型の定額制のほうが割安になるケースが多いです。一方、使用量が少ない1人暮らしや外出が多い方は、定額料金を使い切れずペットボトルより割高になることがあります。契約前に自分の月間消費量を概算してから比較してください。

赤ちゃんのミルク作りに浄水型ウォーターサーバーは使えますか?

使えますが、天然水型やRO水型と比べると水質の安全性に差があります。浄水型はフィルターの除去率が100%ではなく、交換時期を過ぎると性能が低下します。赤ちゃんのミルクや離乳食に使う目的で選ぶなら、不純物をより高度に除去したRO水、または信頼できる水源の天然水を選ぶほうが安心感が高いです。

浄水型ウォーターサーバーは賃貸でも使えますか?

補充型(手動でタンクに水道水を入れるタイプ)なら工事不要のため賃貸でも問題なく使えます。一方、水道直結型は配管工事が必要なため、賃貸では管理会社の許可が必要なケースがあります。退去時の原状回復も求められる場合があるため、賃貸住まいの方は補充型を選ぶか、事前に管理会社へ確認してください。

浄水型ウォーターサーバーはまずいですか?

必ずしもまずいわけではありません。ただし、原水は水道水のため、天然水のようなミネラル感やまろやかさを期待すると物足りなく感じることがあります。浄水器の水で満足できる方なら問題ない場合が多いです。

浄水型ウォーターサーバーは本当に安いですか?

月にたくさん水を使う家庭では安く感じやすいです。家族で飲み水や料理に使う場合、定額制のメリットがあります。一方で、一人暮らしや使用量が少ない家庭では、ペットボトルより割高に感じることもあります。

浄水型とRO水型は同じですか?

同じではありません。浄水型は水道水をフィルターでろ過するタイプで、RO水型は逆浸透膜で不純物やミネラルを高度に除去するタイプです。水質のシンプルさを重視するならRO水型、コストや手軽さを重視するなら浄水型が候補になります。

浄水型ウォーターサーバーは災害時に使えますか?

基本的には災害時の備蓄には向きません。断水すると原水である水道水が使えず、停電時にも機能が止まる機種が多いためです。防災目的なら、ペットボトル備蓄水や宅配型ボトルを別に用意しましょう。

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