免除とは?|意味と仕組みをやさしく解説【用語集】
免除とは、本来支払いや義務の対象となるものについて、特定の条件を満たすことでその負担を一時的または恒久的に免れることを指します。税金・保険料・公共料金など、行政手続きにおいて幅広く使われる用語です。
社会保険制度における免除は、経済的に困難な状況にある人や、災害・病気などで収入が減少した人を救済するための仕組みです。たとえば、国民年金では「全額免除」「一部免除」「学生納付特例」などがあり、一定期間の保険料納付が猶予・軽減されます。
【免除が適用される主な事例】
- 国民年金保険料の全額または一部免除
- 所得税・住民税の非課税・減免制度
- 社会保険料の特例猶予(災害・休業など)
【注意点】
免除を受けるには申請が必要で、期間や条件は制度によって異なります。また、将来の年金額や受給資格に影響する場合があるため、免除の種類や効果を理解した上で活用することが大切です。
税金や保険料の減免・免除などはどうなってるの?|名古屋市公式ウェブサイト
個人事業主・軽貨物ドライバーがハマる「免除」の落とし穴
現場で多いのは、資金が苦しい時に免除を使わずに放置してしまい、未納扱いになって後で詰むパターンです。
独立直後は売上が不安定で、車両費・燃料・保険・修理が先に出ていきます。そこで“支払いが止まる月”が出た時に、免除を「申請」できるかどうかが分かれ道になります。
免除は、助けになる一方で「先送り」でもあります。あとで追納できる制度もありますが、追納しなければ将来の受給額に影響が出る可能性があります。つまり、免除は今の資金繰りを守る代わりに、将来の取り分が薄くなるリスクを抱えやすい選択肢です。
落とし穴1:免除は“自動”じゃない。申請しないと普通に未納になる
「払えないから免除になるでしょ」は危険です。免除は申請が前提で、通らなければ未納になります。
未納期間が長いと、老後だけでなく、障害や死亡など“いざという時”の給付の要件にも影響する可能性があります。軽貨物は事故やケガのリスクが現実にあるので、ここを軽視すると損失が大きいです。
落とし穴2:独立1年目は「前年の所得」で請求が来て、資金繰りが崩れる
国保や住民税は、前年の所得をベースに負担が出ます。会社員から独立した直後は「会社員時代の年収」を基準に請求が重くなりがちです。
ここで免除や減免を“知っているかどうか”で、同じ売上でも手元資金が大きく変わります。逆に言えば、免除を使うべき局面で使わず、延滞・滞納のペナルティ側に転ぶのが一番もったいないです。
落とし穴3:「会社員の感覚」でいると、守られ方が違いすぎる
会社員は、給与天引きで“勝手に整う”世界です。ところが個人事業主は、支払い・申請・更新まで全部自分。しかも、仕事が止まった時に雇用保険の失業手当はありません。
つまり、免除や減免は「得する制度」というより、破綻を避けるための非常口です。収入が落ちた月、稼働停止した月、家庭の事情が出た月に、すぐ動けるように“手続きの当たりをつけておく”のが現場の正解です。
免除を使うかどうかは、気合や根性ではなく損得です。払って体力が削れるなら、制度で守って立て直す。その代わり、立て直せたら追納や将来の備えで穴埋めする。ここまでセットで考えると、免除は“賢い逃げ道”になります。
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