厚生年金とは?|意味と仕組みをやさしく解説【用語集】
厚生年金とは、会社員や公務員などが加入する公的年金制度の一つで、老後や障害・死亡時に年金を受け取るための制度です。国民年金(基礎年金)に上乗せされる形で支給されるため、将来の年金額が多くなるのが特徴です。
この制度は、企業が従業員と折半で保険料を負担する仕組みになっています。厚生年金に加入している人は、同時に健康保険にも加入することが義務づけられており、いわゆる「社会保険加入者」として扱われます。正社員のほか、一定の条件を満たす契約社員・パート・アルバイトも加入対象です。
【厚生年金の主な特徴】
- 国民年金に上乗せされる「2階建て構造」
- 保険料は会社と従業員で折半
- 老齢年金・障害年金・遺族年金の3種類が支給対象
【注意点】
厚生年金に加入できるのは、企業などに雇用されている人に限られます。一方、フリーランスや個人事業主は原則として国民年金のみに加入するため、将来の年金受給額は厚生年金加入者より少なくなる傾向にあります。老後資金の備えとして、iDeCo(個人型確定拠出年金)や小規模企業共済を併用するケースも増えています。
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