請負とは?|意味と仕組みをやさしく解説【用語集】

請負(うけおい)とは、依頼者から特定の仕事を引き受け、その成果物を完成させることを目的とする契約形態を指します。請負契約では、成果の完成が報酬支払いの条件となり、仕事の進め方や方法は受注者(請負人)の裁量に任されます。

この契約は、建設業や製造業、IT開発、デザイン制作など、明確な成果物を納品する業務で多く利用されます。委任契約(業務の遂行自体を目的とする契約)とは異なり、「成果の完成責任」が発生する点が特徴です。

【請負契約が用いられる主な職種・業務例】

  • 建設工事・リフォームなどの施工業務
  • Webサイト・システム開発などの制作業務
  • デザイン・印刷・映像制作など成果物を納品する業務

【注意点】
請負契約では、作業過程に対する指揮命令関係がないため、労働者保護の対象外となります。また、成果物の完成義務や瑕疵(欠陥)に対する修補責任を負う場合があるため、契約内容を明確にしておくことが重要です。

請負契約とは?委任契約との違い・メリットとデメリット・契約条項・注意点などを分かりやすく解説!

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作成者
眞中 秀和
監修者


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