「運送業の種類」と「ドライバーの仕事内容は?」簡単に解説!
今回は「日本の血液」である運送業の仕事内容について解説します。
早速、見ていきましょう!
目次
運送業の種類
まずはそもそもの運送業の種類についてです。
ここでは、私たちの身近ものをご紹介します。
一般貨物自動車運送業
大型トラックを使用し、商品を目的地まで運びます。
緑ナンバーが特徴的です!
これらのトラックは、私たちが国道や高速道路、街中でよく見かけるかと思います。
重い荷物や大量の荷物を近辺もしくは長距離に運ぶことで、私たちの生活やビジネスに欠かせないサービスを提供しています。
一般貨物自動車運送業は、日々の生活を支える不可欠な存在と言えるでしょう。
軽貨物運送業
小回りの効くコンパクトな車が使われます。
軽自動車に黒ナンバーが特徴です。
最近では、このタイプの運送業の需要が非常に高まっています。
街中で頻繁に見かけるこれらの車両は、日々の生活に欠かせないサービスを提供しています。
地域のニーズに応える形で、急速に発展しているのが特徴です。
小さな荷物の配送から、地域固有のサービスまで、多様なニーズに対応している点が、この運送業の大きな魅力です。
初東グループでも、この業界に注力し、大きく展開をしてます。
鉄道運送業
鉄道を使った運送業です。
大量の貨物を長い距離に渡って輸送します。
駅のホームで時々見かけるかと思います。
貨物列車は、日本の経済活動を支える大動脈の一つです。
商品や原材料を効率よく、かつ大量に運ぶことが可能で、国内の物流において欠かせない存在となっています。
海上運送業
国内の港を結ぶ内航海運と、国際的な海運があります。
内航海運は、日本国内の港同士を船でつなぐ運送業です。
これに対し、国際海運は世界の港と日本の港を結びます。
これらの運送業は、日常的にはあまり目にすることが少ないかもしれませんが、国の経済や物流にとって、とても大切な役割を担っています。
見えないところで私たちの生活やビジネスを支えていると言えます。
どちらも、日本の経済を動かす重要な役割が存在します。
航空運送業
航空便を利用した運送業には、主に2つのタイプがあります。
一つ目は、貨物専門の航空運送です。
こちらは、商品や資材を迅速に運ぶために専用の航空機を使用します。
ニュースで耳にする大手運送会社が新たに航空便を開始したという話は、おそらくこのタイプのサービスに関するものでしょう。
二つ目は、複合的な航空サービスを提供する航空運送です。
これは、乗客輸送と同時に貨物も運ぶ形態をとっています。
旅客機の利用可能なスペースを最大限に活用し、効率的な運送を実現しています。
航空運送は、一般的に目にする機会は少ないかもしれませんが、国際的な物流においても重要です。
特に、遠隔地への迅速な輸送が必要な場合には、この航空運送が不可欠です。
グローバル化が進む現代において、航空運送の役割はますます大きくなっています。
一般貨物自動車運送業の仕事内容
それでは、仕事内容です。
今回は上記の中から、一般貨物に焦点をあて、説明をしたいと思います。
基本的な業務はどのようなものか、見ていきましょう!
長距離輸送
この仕事は、荷物を遠くの地へ運ぶ役割を持っています。
運転時間が主となり、長い時間を使用し、遠方への荷物を輸送します。
運ぶ荷物の種類は多岐にわたります。
トラックドライバーの中でも、一番多い仕事かなと思います。
ルート配送
特定の配送先へ荷物を運ぶ仕事です。
主に短距離〜中距離を担当し、コンビニやスーパーへの配送がその一例となります。
決まったルートを決まった時間にというのが、特徴的です。
宅配便
個人宅や店舗へ荷物を届けます。
宅配便には、営業所間の大型輸送も含まれます。
また、荷物の集荷も行い、そこまで長距離ではないければ、より地域に密着した運送業といえるでしょう。
引越し
荷物の運搬から設置まで、引越しに関わる全て行います。
ほとんどが短〜中距離の運転で、体力を要する仕事です。
繁忙期と閑散期の差が大きく、3月あたりになると、街中で見かけることも多くなります。
追記:一般貨物自動車運送業のハードル
一般貨物での運送事業を始める際には、国土交通省や地方の運輸局からの許可が必要です。
この許可を得るには、運行管理者の設置、適切な営業所や休憩所の確保、前面道路の幅など、多くの厳しい要件を満たす必要があります。
これにより、一般貨物の業界では高い安全基準が保たれています。
日々の生活を支える重要な役割を担いながら、同時に厳格な規制のもとで運営されています。
自動車運送事業の運行管理者になるには
運行管理者は、道路運送法及び貨物自動車運送事業法に基づき、事業用自動車の運転者の乗務割の作成、休憩・睡眠施設の保守管理、運転者の指導監督、点呼による運転者の疲労・健康状態等の把握や安全運行の指示等、事業用自動車の運行の安全を確保するための業務を行います。
出典:国土交通省 自動車運送事業の運行管理者になるには
自動車運送事業者(貨物軽自動車運送事業者を除きます。)は、一定の数以上の事業用自動車を有している営業所ごとに、一定の人数以上の運行管理者を選任しなければなりません。
軽貨物運送業の仕事内容
次の需要が伸びている軽貨物運送業の仕事内容を見ていきましょう!
軽貨物運送業は、軽自動車や軽トラックを使用して荷物を運ぶ業務です。
近年、需要の増加により、一般貨物に次ぐ勢いで伸びています。
この運送業は、小規模な物流業者や個人事業主が多く、主に地域内での配達を担っています。
地域密着型のサービスを特徴とする軽貨物運送業は、手軽で迅速な運搬を可能にしています。
また、少しずつですが、上記の一般貨物の仕事も軽貨物運送業に流れてきています。
宅配
宅配便のドライバーは、個人宅や企業宛の荷物を運ぶ責任ある業務を行います。
この職種では主に小型の荷物を扱い、地域内の短距離配送が中心です。
特に、この宅配便ドライバーの需要が、軽貨物運送業の中でも急速に増加してます。
通販が伸びているので、そのまま宅配需要も伸びています。
家具、家電の配送
家具や家電製品などの少量の運搬が主な業務です。
また、付帯サービスも提供されることがあります。
例えば、IKEAのような家具店で購入した商品に対して、組み立てサービスがその一例です。
家電製品の場合は、洗濯機の設置サービスが提供されることもあります。
荷物が多くて積み切れない場合は、一般貨物のトラックを手配することで、ニーズに応じた対応を行っています。
飲食物の配達
食品や飲料の運送業務は、飲食店への仕入れ配達、出前サービス、オフィス宅配サービスなどがあります。
最近では、高齢者向けの食卓サービスの需要が徐々に高まっています。
栄養バランスが整った食事を自宅で受け取ることが可能になり、高齢者方に人気のようです。
また、これらの運送サービスは、利便性などの多様なニーズに応えるため、日々進化しています。
追記:軽貨物運送業のハードル
最近、街中でよく目にする黒ナンバーの軽バンは、軽貨物運送業の車両です。
年々、こうした車両を目にする機会が増えているかと思います。
一般貨物自動車運送業に比べて、軽貨物運送業は事業開始のハードルが低いです。
必要な書類を各地方の運輸局に「届出」するだけで済むため、許可が必要な他の運送業よりも手続きが簡単です。
この手軽さが、近年の軽貨物運送業の急増につながっていると考えられます。
この業界の成長は、物流需要の多様化に対応する形で進んでいます。
運送業の仕事内容まとめ
運送業の仕事は様々です。
職種もたくさんあります。
どれがどの仕事で、どの運送業なのか?を理解していると、ご自身が荷物の輸送を頼むとき、転職を考える時、もしくは街中で見かけた時に、違った見方が出来るかと思います。
それでは!